読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

マイナー路線でいこう

WEB系社会人べみこのシンプルライフでやりたいことをやるブログ

【読書メモ】『持たない幸福論』 はゆるい切り口で生き方を問う

日本一有名なニートである「pha」さんの最新著書。

他の著書『ニートの歩き方』も読んでますが、phaさんの本は「phaさんていつもこんなこと考えながらニートしてるのかな」と思ってしまうくらい、ゆるい切り口で生き方の深いところを問われているような気がします。

心に特に留めたいフレーズを抜粋。

違う世界のフィルタに自分を通してどうなるの?

できるだけ働くことに時間を割きたくない、という著者。人生の時間をどうすれば自分らしく過ごすことができるのか、その「幸福論」を記しています。

~人はそれぞれ生きている世界や大切にしているものが違うけれど、どの生き方が偉いとか正しいというものはない。
(中略)
要はその人が「自分が世界を作っている」「自分は何かをしている」と充実感を感じられたらそれでいい。だから、違う世界に住んでいる他人の言うことは気にしなくていいし、自分が自分の世界の中で充実感を得られるにはどうしたらいいかだけを考えよう。

これ、そうは思っていてもそのものズバリ書けるのがすごいと思いました。

私たちの生きている社会は、他人の人生とか生き様とかそのものには無関心なくせして、それが「勝ち組」とか「負け組」とか年齢とかステータスとか、他人を自分と比べてどの位置にいるか、というフィルタに通す判断基準にはめちゃくちゃ色んなベンチマークがある
すべての基準で優位になろうと躍起になったところで、土台無理な話。
たとえベンチマークのいくつかの最上位を取ったって、「あなたはいろんな基準満たしててすごいね!で、それに比べて私は…」と結局他人そのものの比較に使われておしまい。

これってすごくあほらしいことだと思うのです。

「自分の世界の充実度」で生きていくこと

「違う世界に住んでいる他人に対して、ベンチマークの優位性をできるだけ多くとっていくのが私の世界の充実感につながる!」という超人は別として、ごく普通の人が自分らしく生きるには、やはりphaさんがいうように「自分の世界の中の充実感」にフォーカスするのが手っ取り早いんじゃないかなあ、と思いました。

他にも お金に縛られない の章ではこんなことが書いてあります。

大切なのは、周りに流されずに「自分にとって本当に必要なのは何か」「自分は何によって一番幸せになるか」という自分なりの価値基準をはっきり持つことだ。

まあそのためには、phaさんももちろん他の部分で書いているのですが、「他人や世間の基準を気にしない、他人と比べない」「自分の世界の基準に照らし合わせて自分で自分を評価する」という2つのスキルが必要になる。これが結構頭でわかってても、心底納得して心に定着させる&行動にうつすのは難しいと思うので、サラッと書いてしまうphaさんがなんかもう達観しているようにも感じました。

phaさんの本は、もっともなことを書いてあるのに押しつけがましくなくて、「正論いわれてグウの音も出ない」みたいな気持ちにならない不思議な文体です。

もし読むのを迷っているかたは、「ニートが書いてるから」「京大卒だから」みたいな世間一般のフィルタで判断せずに、ぜひphaさんが書いている言葉の数々に触れてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただいてありがとうございました♪

広告を非表示にする